片付けを始めた7年前の記憶と記録から、かつての私は大量の衣装持ちでした。
全部寄せ集めたら、腰のあたりまできそうな小山になるほどの衣類。
当時、正式に数えたことはないのですが、おそらく100の桁で300枚は超えていたかも……w
それほど持っていても、なぜだか「着るものが無い」感 が常につきまとっていました。

ここ数年の片付け祭りで、自分でもあきれるほどの量の洋服を捨ててきて、今年さらに捨てました。
本当はもう少し減らせると思うのですが……。

あれだけ洋服をもっていても「着るモノが無い」と思ったのに、減らしたらよけいにその思いが強まりそうなものなに、不思議なことに、ここ1~2年「着るモノが無い」と感じなくなったのです。

なんであんなに大量の洋服を持ち続けていたのか。
今回の洋服の選別作業と並行して、いろいろと考えてみると、いくつか見えてきたものがありました。

●持っている洋服が少ない→貧しいと思われたくない
これが結構大きかったのかもしれません。
バブル時代を経験してきた昭和生まれには、価値観の根底にこれが潜んでいると思います。
まさに成金思考ですよねw
モノを持つことが富の表し方だった時代の後遺症が、自分の中にもあったのかとびっくりでしたw

そして、その延長上に、以前に書いたことがありますが、
●洋服をたくさん持っている→おしゃれな人と思っていた
そんなふうに思い込んでいたのかも。
どんなにたくさん洋服を持っていても、毎日とっかえひっかえで同じ洋服を2度と着ないでも1年過ごせるような寮があっても、それはおしゃれとは違うような……と思い始めて、じゃあ、なにがどうならおしゃれなのかと考えたら、自分の中にその基準が明確になっていなかったのです。
どうあればおしゃれなのか、自分の思うおしゃれってどんなの? と突き詰めて考えてみると、答えは「わからない」でした。

●いつも同じ服を着ていると思われたくない→ファッションセンスがない、着るモノに無頓着だと思われたくない

つまりは、今風に言うと「女子力低~~ぅ」とか思われたくなかったのかもw

「持っている洋服が少ない=いつも同じものを着る」ことに、人からマイナスイメージを持たれると思っていたのでした。
じゃあ、本当に他人はそう思うのか……というのは、生憎と読心術とか持ち合わせていないので、本当のところはよく分からないのですw
ただ、いままでの色々な経験からすると、よほど場にそぐわない服装や、不潔・だらしない・破れていたり汚れていたりしない限りは、それほど人の服装について注目することは無いように思います。

よくTVなどの番組で、普通の地方の町をタレントさんがリポートしたりする場面がありますが、キメッキメにファッションショーな洋服とかで、普通の地方都市の日常の風景の中を歩いているのを見ることがあります。
そのタレントさんだけを切り出したら、オシャレな格好ですが、全体の場景の中では浮きまくりで違和感しかない……。
そういうのは、珍獣を見るような感覚で注視してしまいますw
普通の人の、普通の格好なら、自分が思っているほど人は気にしないんじゃないかなあと思います。

結局、自分の中の世間を気にする部分が、潜在的に強かったのかもしれません。

紆余曲折がありますが、自分と相談しながら、洋服を選別していくことで、精神的にも我慢しない服、自分が着る・着たい服だけにしていきました。
人の目線のための服ではなく、自分のための服 です。

毎日着替えているのに同じ服を着ているように見られちゃう人の特徴って?

これを読んでいて、なるほどと、いくつか身に覚えがありました。

「シルエットがいつも同じ」というのは、割とあるあるですよ
それと同じように、似合うと思う色・柄をいつも着るのもそうです。
つまり、他人から見て、具体的な違いなどどうでもよく、「いつも同じような印象」ということなんだろうと思います。
他人目線を気にする割には、そういう視点はなかったので、目からウロコでしたw

家で着る服を、外出着のお下がりではなく、家で快適に過ごすためのものとして選んで買うことは、お金のムダではなく自分を大事にすることの最初の一歩だと思います。
それと同じように、パジャマも人前で着られない服の格下げではなく(昔は私もよれよれのTシャツにすり切れたジャージーでしたw)、快適に眠るための衣服として買いました。

納得して、考えて選んで残した衣服で日中を過ごし、夜は好きで選んで買ったパジャマで眠る。
たったそれだけなのに、「着るものが無い」感がなくなりました。

物欲が無くなったわけではないので、カタログを見れば、おお、いいね~ と思いますw
でも、その後、「うーん、ま、今はいいかな~。」と思えるようになってきました。

少ない衣服でも、少ないからこそ、いろいろと考えられるのが面白いなと思えるようになってきました。
他人にオシャレと思って貰わなくてもいいので、自分が着ることを楽しみたい。



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