2014.01.08 【日常】国語
お正月もいつのまにか終わり、もうすでに日常生活。

仕事で小学校一年生から、80才、90才以上の高齢の方まで、原稿を扱うのですが、ここ数年、小学生の国語の学力がガタ落ちしてるなあと感じるのです。

以前から、時々、小学校の漢字の使い方、それに対する先生の対応について書いたことがありますが、どうも指導要綱かなにかで、その学年で教えていない漢字は作文で書いてはいけないのかもしれない。
子供がきちんと正しい漢字をかいてあっても、先生の朱筆で、わざわざ平仮名に直してあるのをよく見かけます。
「宿泊」が「宿はく」というふうに。
これは本当のところ、正しい指導の仕方なのか疑問だけど、先生もある意味ではサラリーマンですから、そういう指導をしなさいということなら仕方ないのかもしれませんね。

ただ、こういうやり方だと、訂正された子供は、決して漢字を積極的に覚えて使おうとは思わなくなるだろうなあと。
だって、間違っていないのに訂正されたのですから、書いてはいけないと受け取りますよね。

5~6年くらい前までは、小学校3年生と5年生くらいの高学年とでは、作文の質というか文章力に相当な違いがあったものですが、去年・一昨年くらいから、3年生と5年生・6年生との違いがほとんど感じられなくなっているように思います。
もちろん、文章の上手下手というのは、個人差がありますので、そのへんについては考えません。

そして、中学生でも、非常に漢字の使用率が低いというのも気になります。
中学生でも女の子の場合は、「ひらがな」=かわいい というイメージがあるのか、自分の名前でも漢字表記しないことが多いです。
なんだかなあと微妙な心持ち……。

学校の勉強で、よく子ども達が愚痴る内容に、数学や物理などで、こんなもん大人になってから使わないでしょ、意味ないでしょ というやつ。
数学とか物理とか化学とかは、一般常識と考え方の訓練以外は、そっちの専門に進む人の基礎的な勉強なのだろうとは思いますが、国語についてだけは、大人になってから一番役立つ学科だと思います。
特に作文は大事。

高校くらいまでは、テストも文章として評価されるものはあまりないのですが、大学生くらいから国語力が無いと辛くなります。
社会人になったら、国語力が低いとお仕事にも響くと思います。

自分が書類や書籍、資料を理解することに大事なのはもちろんですが、もっと大事なことがあります。
自分以外の他人に、いかにきちんと情報を、自分の考えを伝えるか。

いまどきネットだし、そんなの関係ないよ と、従姉妹の娘ちゃん(中学2年生)が言っていました。
音声chatならともかく、ネットでも、情報の主体は文字であり、文章です。
そりゃあ、動画とかイラストとか写真もありますが、あくまでも、それは情報の補助でしかないと思います。

仕事でだって、報告書やら、提案書やら、稟議書やら、計画書やら いろいろと書く機会が山ほどあります。
それを自分だけがわかっている文章の書き方をしても、評価はいっこうに上がらないかと…。
誰が読んでも理解できる文章を書くことの大事さは、大人になってから切実になってきます。

できたら、学校のときに、そういう部分を「子供の個性」という錦の御旗とは別にして、教えてほしいと思うのですが……。
こういう大人目線のものは、やはりまわりにいる大人の役割なのかな(苦笑

SEとかプログラマとか、理系ばりばりのように思われるお仕事の方でも、実は文系の文章センスが無いと良い仕事がしにくいという話をきいたことがあります。

大人になるほど、国語って大事になるよ とは言ったのですが、従姉妹の娘ちゃんに通じたかどうかは不明です。




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